2026年6月5日時点のアップデートをご案内します。
1. ドキュメント解析に関する変更
ドキュメント解析に関して以下の変更を反映しています。
デフォルトの解析方式を「テキスト解析」から「ファイル(マルチモーダル)解析」に変更
これまでのドキュメント解析は、ファイルを全文抽出してからAI解析を実行するテキスト解析を標準としていましたが、今後はファイル(マルチモーダル)解析を標準の解析方式として採用し、この変更により、今後に新規作成される解析項目はすべて解析方式が「ファイル(マルチモーダル)解析」がデフォルトとなります。
なお、すでに登録されているドキュメントタイプまたは解析項目に関しての変更はございません。
*テキスト解析からファイル(マルチモーダル)解析への自動切替は実施していません。
また、上記の変更に伴ってドキュメント解析時にすべての解析項目の解析方式に「ファイル(マルチモーダル)解析」を使用しているドキュメントタイプについては、これまで必ず実行していた全文抽出処理がスキップされる仕様が新たに追加されています。この変更に伴って、「ファイル(マルチモーダル)解析」のみを使用しているドキュメントタイプの解析速度が向上し、消費されるクレジットも低減される効果が期待できます。
提供モデルの見直し
サービスで提供しているモデルの変更・廃止を実施しました。
変更後のモデルの詳細についてはマニュアルの参考資料/モデル一覧をご確認ください。
【変更】
・標準/速度重視モデル → 標準/コスト重視モデル
・高度/精度重視モデル → 高度/思考重視モデル
・マルチモーダル/精度重視モデル(試験提供モデル)→ ファイル解析/高度/基本モデル
・マルチモーダル/精度重視モデル(基本モデル(非推奨)も含む) → ファイル解析/高度/思考重視モデル
・標準/精度重視モデル → 標準/思考重視モデル
【廃止】
・標準/コスト重視モデル → 標準/コスト重視モデル
・標準/コスト重視モデル(非推奨)→ 標準/コスト重視モデル
・高度/コスト重視モデル → 標準/基本モデル
*変更と廃止の違い
変更では、現在提供しているモデルの正式後継モデルへの自動切替を行います。基本的には上位互換のモデルとなりますので、モデル切替による解析傾向の変化等のリスクが小さく、むしろ解析精度の向上が期待できます。
廃止では。現在提供しているモデルを廃止し、別のモデルへの自動切替を行います。それぞれ精度面やコスト面などでより優れたモデルに変更しますが、これまでとは異なるモデルへの変更となりますので、モデル切替による解析傾向の変化等は発生する可能性があります。
*上記のモデル切り替えに伴ってユーザーでの作業は必要はありません。2. 提供サービスの変更
新たなユーザー区分として「ワーカー」が追加
これまで標準的なユーザー区分であるオーナー・管理者・一般に加えて、新たにワーカーを設定できるようになりました。
ワーカーの特徴は以下の通りです。
- ワークフロー機能の利用を想定したユーザーであり、主にドキュメントのアップロードや、ドキュメント検証、書類作成などが実行できる。
- 日常的な操作を想定したユーザー区分であり、ドキュメントタイプの編集や書類作成用テンプレートの編集など、管理業務は一切できない。
- 「オーナー・管理者・一般」といった従来のユーザー区分とは異なり、新たな上限数の設定されており、実質的に登録できるユーザー数が増加する。
*すでにユーザー上限に達しているワークスペースでもワーカーであればユーザーの追加が可能ワーカーは、オーナーによるユーザー管理によって新たに追加・登録ができます。
ワーカーは「オーナー・管理者・一般」といった従来のユーザー区分とは異なり、新たな上限数の設定されていますので、実質的に登録できるユーザー数を増やせるようになりました。
*すでにユーザー上限に達しているワークスペースでもワーカーであればユーザーの追加が可能です。
*追加できるワーカー数はご契約いただいているプランによって異なります。
詳しくは、マニュアルの参考資料/プラン別機能表およびユーザー権限一覧をご確認ください。
アップロードできるファイルに関する変更
アップロードできるファイルに関して以下の変更が反映されています。
- 1度にアップロードできるファイルの上限数が無制限になりました。
これまで1度にアップロードできるファイルには契約プランごとに上限数が設定されていましたが、この上限数がすべての契約プランにおいて廃止となりました。
なお、この変更に伴って解析速度等に変更はありませんので、アップロードしたファイルの解析処理が早くなることはございません。
- アップロードできるファイルに新たにページ上限数が加わりました。
これまでアップロードできるファイルのページ上限数は設定されていませんでしたが、新たにアップロードできるファイルのページ上限数を以下のように設けます。なお、適用対象となるファイル形式はPDF形式のみであり、画像形式やOffice関連の形式はページ上限数の対象外です。
1ファイルあたり最大100ページまで *ただし、全文抽出(表抽出あり)の場合は最大20ページまで新たにページ上限数を設ける理由は次のとおりです。
・意図しない大量ページのアップロード時のクレジット枯渇を避けるため
・サーバー全体の解析処理の高速化のため
詳しくは、マニュアルの参考資料/プラン別機能表をご確認ください。
3. 消費クレジット設定の変更
AI-OCRによる全文抽出処理に関する消費クレジットの変更
ドキュメント解析の一部に含まれているAI-OCRによる全文抽出処理に関わる消費クレジットを以下のように変更します。
【2026年5月まで】
全文抽出(表抽出なし):1クレジット/10ページあたり
全文抽出(表抽出あり):5クレジット/10ページあたり
【2026年6月から】
全文抽出(表抽出なし):1クレジット/1ページあたり(5クレジット上限/1ファイル)
全文抽出(表抽出あり):5クレジット/1ページあたり(20クレジット上限/1ファイル)
*ただし、1ファイルあたりの消費クレジット上限設定があり、1ファイルあたりの設定上限以上のクレジットが消費されることありません。
*「表抽出あり」とは、「全文抽出時の表読み取りを有効にする」がONになっている状態のことを指します。 上記の変更に伴いまして、従来のドキュメント解析と比べて消費クレジットが1ファイルあたり最大20クレジット程度増加する可能性がございます。
なお、解析方式に「ファイル(マルチモーダル)解析」のみを利用したドキュメントタイプにつきましてはAI-OCRによる全文抽出処理自体がスキップされるようになりましたので、上記の価格改定の影響は受けません。
モデル変更に伴うクレジット消費量の調整
今回の提供モデルの変更に伴って、選択されたモデルによって消費クレジット量に調整を実施しています。
標準モデル:最大50%程度の値上げ
高度モデル:最大30%程度の値下げ
クレジット消費量の調整の背景と致しましては、これまで非常に安価な標準モデルに比べて、高度モデルは相対的にかなり高価であったため、それぞれのモデルのクレジット消費量の差が最大10倍程度発生してしまっていたことを考慮し、それぞれのモデルの価格差の縮小を意図した価格改定となっています。この変更に伴って、それぞれのモデルの価格差は最大4倍程度まで縮小します。
4. 新機能の追加
クレジット制限設定機能(オーナーのみ設定可能)
クレジット制限設定機能を使用することで、一定期間内におけるワークスペースのクレジット消費量の上限を任意に設定できるようになりました。
これまで実現できなかった「ワークスペースごとの1週間あたりのクレジットの予算管理をしたい」などご要望にお応えできるようになりましたので、ぜひご利用ください。
詳しくは、マニュアルのワークスペースとアカウント/ワークスペースをご確認ください。
外部ファイル絞り込み機能
外部ファイルに登録されたCSV形式のファイルに対して、ドキュメント解析時に任意に行や列を絞り込むことができる外部ファイル絞り込み機能を追加しました。
適切なテーブル構造となっているCSV形式のデータに対して、行や列の絞り込みをできるようにすることで、データ数の多いマスタデータの参照などでも外部ファイルを使えるようになりました。
詳しくは、マニュアルの外部ファイル参照をご確認ください。
解析項目の自動作成機能
ドキュメントタイプビルダーの仕組みを活用して、既存のドキュメントタイプにおける解析項目を自動作成ができるようになりました。
ドキュメントタイプの解析項目編集画面から「項目を自動作成」を選択することで、項目を自動作成するドキュメントを選択またはアップロードできるようになりました。
詳しくは、マニュアルのドキュメントタイプの編集/解析項目の自動作成をご確認ください。
